off vocal 10
off vocal 集
ふたたび
浮かべた言葉と並べた音色は 瞬きをしたら流れてしまった 結わえた想いと重ねた景色が 新しい朝を叶えられるように 光を照らして 期待を抱いて 開いて 何十回何百回だって歌い続ける 何百回何千回だって聴こえるように 何千回何万回だって歌い続けるから きっと君に届く日まで 繋がる夜空と綾なす星座が 悩ましい喉を解かしていくように 誓いを満たして 視界を描いて 磨いて 何十回何百回だって叫び続ける 何百回何千回だって起こせるように 何千回何万回だって叫び続けるから ずっと世界が終わるまで きっと ずっと いつまでも。。。 いつまでだって 何百回何千回だって歌い続ける 何千回何万回だって聴こえるように 何万回何億回だって歌い続けるから きっと君に届く日まで
君の隣で
瞼を開いたら 優しい日差しが身体を包み込んでいく 伝えたい言葉は たしかに胸の中にあると気付いた でもまだ少しだけ怖いんだ 今だけは手をつないでいて ねえ この先もずっと 全部大丈夫だ って笑って 知らない世界を見せて いついつまででも君と一緒に眺めていたいから ねえ この先もきっと 巡る季節を隣で歌って 新しい朝を迎えて 動けなくなるその日まで 響かせ続けるから 表紙を開いたら 眩しい光が心を映し出していく 折り紙を並べて でたらめな数字を浮かべてふざけた 何度も考えて出来たんだ 今すぐにここで聴いていて ねえ これからもずっと 全部ありのままだ って笑って 煌めく時代を越えて いついつまででも君と一緒に奏でていたいから ねえ これからもきっと 巡る奇跡を結わって歌って 暖かい夜を叶えて 遊べなくなるその日まで 向き合い続けるから はじめましてもさようならも 繰り返していくんだ 涙の日も笑顔の日も覚えていくよ ちゃんと最後まで ねえ この先もずっと 全部大丈夫だ って笑うよ 知らない世界を見ようよ いついつまででも君と一緒に眺めていたいんだ ねえ この先もきっと 巡る季節を隣で歌うよ 新しい朝を迎えよう 動けなくなるその日まで 響かせ続けるんだ
同じ広場で
ゆらゆら揺れている世界は今日も 誰かのために朝を迎える 押入れの奥で思い出になっている 描き切れなかった旅の記録 覚えているかな もう忘れたかな 時は流れ流れて空の色 扉を叩けば今でも 同じ広場で みんな待っているから いついつの日か きっと帰ってきてね ふわふわ浮いている手紙は今日も 誰かのために届き続ける ときめきはいつも赤い花になる 足し切れなかった魔法の道具 残っているから まだ持っているから 風は移り移りて雲の影 夢路を辿れば今でも 同じ広場で みんな待っているから いついつの日か きっと帰ってきてね また見に行こうよ 星が降る夜を 夜明けの光を 約束の意味を 手繰れば今でも 同じ広場で みんな待っているから いついつの日か きっと帰ってきてね きっと帰ってきてね
記憶
当たり前みたいに君と笑って 当たり前みたいに君と泣いて 当たり前みたいに時は過ぎて 当たり前みたいに夏が終わる ねえ 僕のこと覚えていてね ねえ 今日のこと忘れないでね 来年また会えるよって 帰り道の上で肩を竦める 来年また会おうねって 小指を絡め合う 当たり前みたいに日は昇って 当たり前みたいに日は沈んで 当たり前みたいに歳を取って 当たり前みたいにバスが停まる ねえ 僕の歌覚えていてね ねえ 今日の歌忘れないでね 来年また会えるよって 分かれ道の上で肩を竦めた 来年また会おうねって 小指を絡め合ったときのこと 鮮明に思い出せるよ いつかこの記録がどこかで壊れてしまうまで 僕は音にし続けるよ いつかこの記憶がどこかで消えてしまうまで 来年また会えるよって 帰り道の上で肩を竦める 来年また会おうねって 小指を絡め合う ここで 来年また会えるよって 分かれ道の上で肩を竦めた 来年また会おうねって 小指を絡め合ったときのこと 覚えていたいな 忘れたくないな ああ。。。
まっさらになって
まっさらになっていく世界を見つめて 何を思うのだろう 四角の窓から叫んでみるけど 聞こえていないかな ねえ見て 赤い花が開いていくよ 開いていくよ まっしろになっていく世界を見つめて 何ができるのだろう でたらめな文字を並べてみるけど 言葉になるかな ねえ見て 淡い虹が光っていくよ 光っていくよ ねえ見て 長い夢が照らしていくよ 照らしていくよ 遠くで終わりを告げている鐘 今だけ気付かないふりをしていて ねえ見て ふたりの音が溢れていくよ 溢れていくよ ねえ見て ふたりの歌が流れていくよ 流れていくよ まっさらになっていく世界で まっしろになっていく世界で まっさらになって抱きしめて まっしろになって抱きしめて 音を。。。 歌を。。。
相合傘
土砂降りの雨はまだ止みそうになくて 困った顔して笑う君の隣で 遠くに見える茜色を指さして 本当は少し嬉しいと思っていたんだ カバンの中には折り畳み傘が 今だけ忘れたままでいさせてね こんなに こんなに近くて こんなに こんなに遠くて 気が付いているくせに 知らないふりするから つらいや おざなりの計画はすぐ見破られて 小さな傘の中で肩を寄せ合った ポケットの中には割れたビスケットが 今だけふたつにしたって言わせてね 何度も 何度も重ねて 何度も 何度も繋げて 悪戯しているくせに 無邪気な眼で見るから こんなに こんなに近くて こんなに こんなに遠くて 気が付いているくせに 知らないふりするから つらいや つらいや
てのひら
並べたふたつのカップを眺めて少し嬉しくなったこと 君にはまだ言えないけど 重ねたふたりの合図がどこまで続いていけるのかなんて 僕にもわからないからさ 今だけ 今だけこう思わせていて いつしか 世界が終わってしまうまで 朝が来ても 夜が来ても 君が隣にいてくれるなら 歩いていこう 信じていこう 何度も探して見つけていこう 朝が来ても 夜が来ても 君には隣にいてほしいよ 繋いだ手のひらはちょっと熱くて笑う君の横で僕は拗ねてみせた 合わせたふたつのチャイムを鳴らして少し得意げな僕には 君から小さな悪戯 ああ もう 朝が来ても 夜が来ても 君が隣にいてくれるなら 歩いていこう 信じていこう 何度も探して見つけていこう 朝が来ても 夜が来ても 君には隣にいてほしいよ 繋いだ手のひらはもっと熱くて笑う君のことを僕は抱きしめよう
少しでも
間違いだらけの僕の足跡を 君は笑ってくれるかな 曖昧な声で探し続けては 今日を見つけて眠るから 明日のこととかわからないけれど ふたりにしかない朝を信じたい 小さく開いた花びらは 空に光を放って溶けていくから 何度も叶えて 印を刻んでいこう 消えないように 待ちわびた音で頬を緩めては 今日も見つめていてほしい 昨日のこととか忘れてしまうなら ふたりにしかない夜を迎えたい 大きく仰いだ身体は たしかに誓いを結わって還っていくから 何度も奏でて 泉を充たしていこう 絶えないように 簡単な言葉さえ 零れていきそうだから 少しでも。。。 少しでも繋がっていさせて 小さく開いた花びらは 空に光を放って溶けていってしまうから 何度も叶えて 印を刻んでいこう 消えないように 消えないように
硝子
繋いだ手のひら 離さないでいて 今だけ 終わりが決まっているのなら 並んで瞼を閉じようよ 光を抱いて 願いを結わえて 歌っていてほしい 期待を高めて 手紙を開いて 笑ってよ 伝わる体温 覚えていさせて 今だけ 空へと還っていく言葉 並んで瞬きを見ようよ 明かりを灯して 鏡を認めて 笑っていてほしい 世界を透かして 未来を叶えて 歌ってよ あなたが 光を抱いて 願いを結わえて 歌っていてほしい 期待を高めて 手紙を開いて 笑ってよ 光を抱いて 願いを結わえて
そばにいるから
空に浮かんだ五線譜の紙 何も描かれていなかったけれど 淡い光を放ち始めて ゆっくりといま手のひらの上に 君の言葉を聞かせてよ 僕の声で音にするよ 響かせたい 探して 見つけて 失くして 眠れない夜も 小さな窓から叫び続けるよ そばにいるから 昨日見た夢 もしもの世界 埃だらけのあの日の落書き 忘れかけていたいつか来た道 ゆっくりといま振り向いた先に 君の心を映してよ 僕がここで歌にするよ 笑わせたい 探して 見つけて 失くして 初めての朝も 大きく仰いで照らし続けるよ そばにいさせて きみのことばをきかせてよ きみのこころをうつしてよ 僕の声で音にするよ 確かめたいんだ 探して 見つけて 失くして 眠れない夜も 小さな窓から叫び続けるよ そばにいるから 探して 見つけて 失くして 初めての朝も 大きく仰いで照らし続けるよ そばにいさせて そばにいるから