off vocal 08
off vocal 集
夢路の君に花束を
夕日が沈んで 今日が終わる 空に一番星 瞬くように 昨日のこと 忘れてしまおうよ いま 僕が歌うから 朝が来るまで ふたりでいようよ 瞼を閉じて 息を重ねて 怖くないから 笑っていようよ 昨夜の夢路の 君に花束を 月が浮かんで 時が止まる 空に流れ星 解けないように 明日のこと 結んでしまおうよ いま 君が歌うなら 朝が来るまで 隣にいたいよ 耳を塞いで 声を重ねて 怖くないから 笑っていたいよ 昨夜の夢路の 僕に花束を 眠れない夜は すぐ思い出して 朝が来るまで ふたりでいようよ 瞼を閉じて 息を重ねて 怖くないから 笑っていようよ 昨夜の夢路の 君に僕から 最後の花束を
無敵
ガラス玉を透かして 広い空にかざして 揺れる 揺れる 気持ちも全部 触れる 触れる 吸い込まれたい あやふやなままにして 見ないふりで隠して 逃げる 逃げる 想いも全部 駆ける 駆ける 忘れていきたい 裏表のシャツは脱いでいこう 向かい風が強くなるときも 描いた音色に言葉を委ねた 笑顔に涙に約束したから 呼吸を重ねた僕らは無敵だ 走って転んで遊んで眠って 選んだ明日へ ガラクタの山だって 大事に磨き上げて 超える 超える いついつまでも 逢える 逢える 覚えていたい 解けかけてる靴紐を結って 土砂降りでも明日は来るから 描いた音色がこぼれてしまっても 何度も掬って並べてみせるよ ねえ またここで話そうよ いつかの交差点で 描いた音色に身体を委ねた 笑顔に涙に約束したんだ 呼吸を重ねた僕らは無敵だ 走って転んで遊んで眠って 選んだ明日へ
つづきから
初めましての朝 さようならの昨夜にも ひとつ印をして 軽い足取りでいこう 大きな地図を広げたら 旗を掲げて 何度だってやり直せる 魔法の呪文はあの日の落書き 旅の記録に名前をつけよう 覚えていられるように 大丈夫 僕がここにいるから 気負わなくてもいい 重い腰を上げていこう 小さな光が見えたら 花を咲かせて 何度だってやり直せる 魔法の呪文はあの日の落書き 旅の記録に名前をつけよう 覚えていられるように 大丈夫 僕はここにいるから 時が流れても 埋もれてしまっても いつか気付いたら また逢いに来てね 何度だってやり直せる 魔法の呪文はあの日の落書き 旅の記録に名前をつけよう 覚えていられるように 大丈夫 僕がここにいるから 君は歩き続けて
花吹雪
遠く遠くに 見える丘まで 軽い歩幅で 指を解いて 今は何も要らないよ 身体ひとつあればいい 息を吸って確かめて 流れる鼓動を 開く花弁のように 鮮やかな思いが まだ叫んでいるよ 「ねえ、忘れないで」 近く近くに 聴ける声さえ 重く響いて 耳を塞いだ 今は何も要らないよ 身体ひとつだけでいい 息を吐いて見定めて 本当の心を 踊る花弁のなかで 薄れていく思いに 手を伸ばしたいよ 「ねえ、行かないで」 開く花弁のように 鮮やかな思いが まだ叫んでいるよ 「ねえ、忘れないで」 最後の願い 風よ溶かして 踊る花弁のなかで 薄れていく思いに 手を伸ばしたいよ 「ねえ、行かないで」 開く花弁のように 鮮やかな思いが まだ叫んでいるよ 「ねえ、忘れないで」
何度だって
絡み合う 糸と糸 辿り着く 指先に 騒ぎ出す 青い鳥 守り抜く お囃子に 見ない聞かない言わない 放っておいて 涙なら流し尽くして 願いは夜空に投げた 瞬いた光を待って 後悔なんてしたくない ああ 欲張りたい 重ね合う 声と声 語り継ぐ 旅人に 暴れ出す 青い顔 悩み抜く 吹き出しに 見たい聞きたい言いたい 迷っておいで 答えなら探し尽くして 叫びは夜空に溶けた 囁いた期待を抱いて この先なんて知らないし ああ 欲張りたい まだ足りない 見ない聞かない言わない 黙っておいて 見つけてもまた見つけても いつかはなくしてしまう それなら……なんて思っても 何度だって 何度だって 涙なら流し尽くして 願いは夜空に投げた 瞬いた光を待って 後悔なんてしたくない ああ 欲張りたい
もっと
近付きたい 触れ合いたい 叶えたい願いだから 呼び合って 駆け寄って 当たり前みたいな顔で 気が付きたい 抜け出したい 変わらないこの気持ちに 間に合って 間に合って まだ繋がっていたいよ 呟いた小さな言葉が 暗闇に溶けていってしまうのなら 時を止めて 永遠さえ味方につけるよ 抱き締めて サヨナラまで 響かせたいんだ 聴かせて 君の音をもっと 見破りたい 捨て去りたい 意地になっているだけで 飛び出して 駆け込んで どうしようもないくらいに ちらつきたい 付け足したい 移り変わっていってしまう 味わって 味わって まだ深まっていきたいよ 膨らんだ小さな期待を 爪先でそっとくすぐり合おうよ 時を超えて 永遠さえ味方にしようよ 受け止めて サヨナラまで 響かせたいから 聴かせて 君の声をもっと 呟いた小さな言葉が 暗闇に溶けてってしまうのなら 時を止めて 永遠さえ味方につけるよ 抱き締めて サヨナラまで 響かせたいんだ 聴かせて 君の音をもっと 君の音をもっと。。。
手をつないでいて
たいていは出まかせ だいたいあまのじゃく それでも身体は 正直に動いて 居たい 居たい ここに居たいよ にっちもさっちもいかないや したい したい すぐにしたいよ もっとそばにきて 星降る夜を温めて 溢れる音を受け止めて いつまでも縋り続けている やめないで 波打つ春を掴まえて 震える朝を乗り越えて 言い訳も思いついてないけど 手をつないでいて 散々な雨だって 明日は晴れるって それでも心は 確実に刻んだ 来たい 来たい ここに来たいよ だってもあさってもいけないや 見たい 見たい すぐに見たいよ ずっと待ちに待った 星降る夜を温めて 溢れる音を受け止めて いつまでも縋り続けている やめないで 波打つ春を掴まえて 震える朝を乗り越えて 言い訳も思いついてないけど 手をつないでいて いたい したい きたい みたい ねえ いっしょに 重なった 星降る夜を温めて 溢れる音を受け止めて いつまでも縋り続けている やめないで 波打つ春を掴まえて 震える朝を乗り越えて 言い訳も思いついてないけど 手をつないでいて 手をつないでいて 手をつないでいて。。。
ふりをして
歩いても 歩いても 果てのない道の真ん中で 集めても 集めても まだ足りないよってふざけて 夕焼けが眩しくて 君の影の中に隠れるふりをして 抱きしめた 巡っても 巡っても 何度でも戻ってきてしまう 重ねても 重ねても まだ足したいよって結わえて 夕焼けが眩しくて 君の影の中に隠れるふりをして 抱きしめた サヨナラが寂しくて 瞬く明星に見えないふりをして 目を閉じた 夕焼けが眩しくて サヨナラが寂しくて 理由なんてもういらないや 朝の日が差し込んで 照らされた夢路に知らないふりをして 目を開けた
きてみて
君だけに 聞かせてあげるよ 内緒の話 内緒の話 いい加減 素直になってよ ないものねだり ないものねだり 引き金は 引かせてあげるよ 最後の花火 最後の花火 耳慣れた 歌を歌ってよ 愛物語 愛物語 ずっと待っていた 君のことだけ ずっと待っていた お願い 来て 見て 触って 来て 見て 君だけに 聞かせてあげるよ 内緒の話 内緒の話 散りばめた 蔦を辿ってよ あいこの鏡 あいこの鏡 ずっと待っていた 君のことだけ ずっと待っていた お願い 来て 見て 触って 来て 見て かごめかごめ かごのなかのとりは いついつでやる お願い 来て 見て 触って 来て 見て お願い 来て 見て。。。
それくらい
子どもの頃にテレビで見ていた 景色はいつも綺麗だった ブラウン管の向こう側は 虹色の世界だ 願いがかなえられるチケットも なりたい姿になれるライトも 砂嵐に溶けだした とうとう薄れ始めた 何も考えられない 考えたくもない 後出しじゃんけんで勝ちたい おいしい夢を見続けたい 僕は僕を忘れられない 素直になりたい 叩き割った破片の中 流れ落ちる赤い雫 嬉しいことも悲しいことも 全部抱きしめていたい 君が見ていた虹は今でも 七色だって伝えたい 流れ流れて辿り着くのが 描いた場所じゃなくても 歌っていたい 踊っていたい 遊んでいたい 眠っていたい 気にしてるほど暇じゃないんだ 振り解いたら独りぼっちで立ち尽くす それくらいがいい 子どもの頃にテレビで見ていた 景色はいつも綺麗だった ブラウン管の向こう側は 変わらない世界だ 想いを残すための鏡も もう一度挑むための箱庭も 塗りつぶされたカラーバー 揺れ出したRGB 誰も慰められない 慰めたくもない 知らんぷりで舌を出したい 甘い飴を食べ続けたい 僕は僕を覚えていたい 素顔を見せたい 騒ぎ出した身体の奥 こぼれ落ちる白いリズム 楽しいことも苦しいことも 全部受け止めていたい 君が見ていた空は今でも 鮮やかだって伝えたい 巡り廻って倒れる先が 振り出しだったとしても 歌ったことを 踊ったことを 遊んだことを 眠ったことを 話してるほど暇じゃないんだ 振り返ったら足跡だけが残ってる それくらいがいい